2022/05/29に『BRM611大洗・銚子300 CENTENAIRE』の認定試走を行いました。100周年記念BRMということで楽しみにしている方も多いと思われます。AJたまがわでも、久々に募集が定員に達するブルべとなりました。
このコースは何回も開催されており、試走レポートもその都度に掲載されているため情報量も多いです。ただし季節によりコースの表情が大きく変わりますので、2022年の情報としてレポートを掲載します。
■走行結果
当日の走行結果の概要は以下の通りです。
到着時刻 | 貯金 | 所要時間 | 区間距離 | 総距離 | |
スタート(船橋) | 00:00 | 00:00 | - | - | 0.0 |
Ctrl1 | 3:21 | 1:31 | 3:21 | 72.8 | 72.8 |
Ctrl2 | 6:02 | 2:14 | 2:41 | 51.1 | 123.9 |
Ctrl3 | 10:49 | 2:55 | 4:47 | 82.0 | 205.9 |
Ctrl4 | 13:21 | 3:35 | 2:32 | 48.3 | 254.2 |
ゴール | 16:15 | 3:45 | 2:54 | 48.8 | 303.0 |
コースには山らしい山はありません。そのため、各区間を通じて貯金が増えています。当日の高い気温のため負荷が上げられず、後半はペースダウンしました。
気温が低く交通量も少ないCtrl2までに頑張って貯金を稼ぎ、後半はグルメを楽しみながら余裕をもってゴールするのがお勧めです(ゴール受付の開設も15時からとなります)。
■当日の天候
当日の天候は晴れ。猛暑日が予想されており、実際にその通りになりました。
船橋を0時にスタートした時の気温は15度。コントロール1まで千葉県内の気温は安定していましたが、蒸し暑く、気温のわりに快適ではなかったです。
コントロール1の直前に利根川を渡り茨城県に入ります。コントロール1を通過すると行方市に入り、霞ケ浦・北浦の周辺を走行します(77kmあたり)。この辺りは最も気温が下がる地形及び時間帯(AM4時前後)で、12度まで下がりました。1時間ほどの間ですが、少し寒気を感じました。
日が高くなると徐々に気温が上昇し、午前中で既に気温30度。午後になりコントロール4の通過後あたりは、サイコンは36.5度の数値を示していました。もはや体温と同じです。暑熱順化が全く出来ていないせいで汗がかけず出力が出ないため、ダラダラと走ることしか出来ませんでした。体温を下げるためのコンビニ休憩も増えました。
風向きについては南風が吹いており、大洗~千葉市までの多くの区間で向かい風でした。
■装備
当日のウェアは予報を参考にして、以下の通り。基本は夏の装備です。
- ジャージ:半袖メリノウールジャージ(薄手)
- アンダー:ミレーのドライナミック
- パンツ:夏用のビブショーツ
- その他:夏用のアームカバー、ニーカバー、グローブ、キャップ
当日の予想最高気温は36度でした。そのため更に薄手のジャージを着用したかったのですが、明け方に霞ケ浦周辺を走行する時間帯の気温を考慮してメリノウールのジャージにしました。
寒さが不安な方、または当日の天候によっては、明け方の1時間のために追加でもう一枚あっても良いと思います。
■コース上の注意点のまとめ
コースで注意を要するポイントです。
まず目立つ登りのある区間ですが、主に2か所。
- 行方市の北浦西側地域(82kmあたりから)
- 銚子のドーバーライン(コントロール3の直後から)
です。登りが連続する区間はこの2か所と思います。
千葉県内は基本的に緩やかなアップダウンが続きますが、前述の2か所ほどではありません。前述の2か所では無理をせずに、脚を残しましょう。
またコースには道が狭いうえに車が多い個所がいくつかあります。まずNo.7の長作交差点から数キロの区間。路肩が無く、深夜でもトラックが多く走ります。また序盤なのでトレインが長くなります(10人以上になったりします)。トラックが追い越せない環境での長いトレインは非常に危険です。長くなってしまった場合は、意図的にトレインを分離することも推奨します。
次に銚子の手前、神栖市波崎地区(197kmあたりから)です。ここも道が狭く、様々な店舗が密集しており車の出入りが激しいです。自転車を追い越した直後に左折して入店という車も普通なので、注意してください。
3つ目は八街の市街地(263kmあたりから)です。夕方になると渋滞が発生し、走り辛い地域です。
4つ目はNo.60の大草交差点を通過してから284kmまでの区間です。トラックが多いうえバス路線で、R16(283.5km地点あたり)に入るための車で一日中渋滞しています。路肩もありません。コースで最も走り辛い区間ですが、R16を過ぎると一気に解消されますので、焦らずに走行してください。
■走行記録
コントロール1まで
コントロール1までは、交通量も少なく基本的に走りやすい区間が続きます。コースとしては総じて平坦です。区間距離が72.8kmと長いので、途中で補給を行っても良いでしょう。私はキューシートNo.12の交差点付近にある吉野家や、No.13を過ぎた直後の山岡家などに入ることがあります。その先にも、何軒かすき家があります。
コントロール1以降は、早朝ということもありコンビニ以外に営業している店舗が鹿嶋まで無くなります。
コントロール1には順調に到着(3:21着)。早くも日が昇り始めました。
コントロール2まで
常陸利根川にかかる北利根橋を渡ると、すぐに行方市に入ります。この辺りから気温が低くなりますので、寒さが気になる方はコントロール1で準備をしておきましょう。私の時は12度まで下がりました。少し肌寒かったですが、100km地点あたりまではアップダウンが続くので負荷を上げてしのぎました。
コントロール2までは、引き続き交通量も少なく快適に走れるはずです。No.35の交差点を曲がると、正面に大洗の海が広がります。
海が見えたら、すぐにコントロール2に到着です。コントロールはセブンイレブンですが、こちらの店舗は男性用トイレが少なく、行列になりがちです。不安な方や並ぶ時間がもったいないという方は、R51にあるコンビニ(ファミマ鉾田上釜店やセブン鉾田上釜店など)でトイレや食事を済ませる方が快適と思います。
大洗には早朝から営業しているお店もありますので、それらのお店でグルメを楽しむのもお勧めです。コースとしては総じて平坦です。
コントロール3まで
次は約80km先の銚子を目指します。大洗を出ると、鹿嶋市に入るまではひたすら平坦の直線が続きます。コンビニもまばらなため、補給に気を付けてください。
カシマスタジアムが見えたら鹿嶋市に到着です。鹿嶋市、神栖市にはコンビニや飲食店が多数あります。雨が降っている場合は、この辺りの飲食店でレインウェアを脱いでリフレッシュすることも出来ます。
神栖市の市街地を通過すると、再び直線&平坦区間が始まります。前述の波崎の街を過ぎると銚子大橋で再び利根川を渡り、千葉県に帰ってきます。このあたりがちょうど200kmです。
銚子大橋は歩道の走行を推奨します。歩道を走行した場合、No.40の記述通りに途中で側道に降ります。そのまま直進せず、交差点手前を矢印方向に左へ進みます。
そのまま画像の道を50mほど進むと、県道に合流します。
銚子の町中を5kmほど進むとコントロール3に到着です。試走当日はこのあたりで既に気温が30度を超えており、また日陰もなく休憩に困りました。周辺には回転寿司で有名なお店などもありますので、食事はこちらに立ち寄るのがお勧めです。コースとしては総じて平坦なので、頑張って食べる時間を作りましょう。
コントロール4まで
銚子を発つと残りは約100kmです。ドーバーラインを越えるとコースとしては総じて平坦なので、頑張りましょう。屛風ヶ浦の断崖は、コースからは見えるポイントが限られています。コンビニを出た直後の登りを登り切った後にしか見えませんので、写真を撮りたい方はご注意。
九十九里を越えて芝山町まで来るとまもなくコントロール4です。登りの先にあるこの埴輪は、芝山町の名物です。これが見えたら後1kmほど。成田空港に発着する航空機も見えるようになります。
コントロール4のセブンイレブン芝山小池店ですが、小さなイートインがあります。コロナ後は使用不可となっていますので、注意してください。このコンビニは建物と太陽の位置関係で日影が無く、試走当日の気温は35度程度になっていました。そのため休憩は最低限にして、日陰のある他のコンビニを目指しました。
ゴールまで
残りは約50km。ここまで来たらゴールは間近です。試走当日は更に気温が上がり、サイコンの気温は36.5度を示すように。体が暑さに慣れておらず、汗がかけなかったため非常に辛かったです。そのため2回ほどコンビニ休憩をはさみました。
コースは完全に平坦なので焦らずゴールを目指してください。前述の渋滞にはまりつつ千葉市中心部を抜ければ、後は往路でも走った海浜大通り(K15)の区間を残すのみ。走りやすい区間なのでペースも上がると思います。
■ゴール受付について
ゴールであるデイリーヤマザキに到着後は、レシートを入手してゴール受付に移動してください。ゴール受付はスタートの公園付近にある浜町公民館となります。ゴール受付の開設は、部屋の予約の都合で15:10位からとなります。15時以前に到着された場合、15時過ぎまで待機いただくことになります。
最後に過去の試走レポートのリンクを紹介します(レポートは他の年にもあります)。2019年の情報ですが、スタッフの大矢さんがまとめたグルメスポットの情報もあります。総じて平坦なコースにつき、到着が早くなりがちです。ゴール受付の開設は15時からとなりますので、色々立ち寄ってみるのも楽しみの1つと思います。
それでは当日は天候に恵まれて、100周年記念BRMを楽しまれることをスタッフ一同願っております。