BRM421奥久慈400試走レポート(桑田)

たまがわスタッフの桑田です。4/14~15にかけて、BRM421奥久慈400の試走を行いました。

悪天候やその他の要因で、残念ながら306km地点のPC4でタイムアウト・DNFとなってしまいましたが、そこまでのレポートを上げさせていただきますのでご参考下さい。

最初に、コースのポイントは以下の通りです。

1、最初と最後の20km程度は交通量が非常に多いため通行注意
2、PC3から通過チェックまでの山越え
3、仮眠のポイントとタイミング
4、波状的なアップダウン

それではレポートです。

■当日の天候とウェア

まず4/14(土)当日の天候は関東一帯が曇り後雨。気温は折り返し付近の茨城県高萩市で、最高15度・最低5度という状況でした。ウェアに関して、昼間の間はどうにでもなります。本コースは夜間に標高800mの山越えをしますので、そこに合わせた方が良いでしょう。

例えば高萩市の夜間の気温が10度であれば、標高800mですと約4~5度は気温が低下します。また試走当日は山間部で強風にさらされたため、体感気温は更に2度ほど低い状況でした。私は比較的寒がりなので、裏起毛のしっかりしたジャケット・長袖アンダーシャツ・冬用ビブタイツというウェアリングでした。昼間の暑さは多少我慢して、夜間に合わせています。

■通過時間

PC毎の通過タイムは以下の通りです(PC4までですが…)。
※7:30にスタートしています
※()内は所要時間

PC1:72.8km 11:15(3h45m)
PC2:118.2km 13:42(6h12m)
PC3:186.4km 17:47(10h17m)
通過C:232.4km 22:02(14h32m)
PC4:306.5km 4:03(20h33m) ※ここでDNF

通過チェックからPC4までに異様に時間がかかっています。雨と向かい風、2度の仮眠が原因です
(それといきなり投入したポジションの合わないままの新車)。

■スタート~PC1

PC1までは平坦です。ですが、7時スタートということもあり交通量は多いです。道も広くはないので、3名程度以上のトレインはお勧めできません。後続の大型車がイライラしたりして、事故の危険性が高くなると思われます。勇気を持ってトレインを切る、歩道に適宜退避して大型車を先に行かせる、など臨機応変な対応をお願いいたします。この様な状況で周囲の交通と上手に共存出来るのも、重要な技術だと思います。

また毎年試走レポートに上がっていますが、キューシートNo.15の右折は快適な下りの途中にある上に分かりやすい目印が無いため、非常にミスコースしやすいポイントですので気を付けて下さい。白い潮音寺の看板を通過して(手前にもう1つ、青色の潮音寺の看板もあります)、次のT字路を右折です。

その後、成田空港の下を通過します。空港の滑走路の下を通るトンネルはとても良く整備されていて非常に快適ですが、それまで走っていた車道左側の広いスペースがトンネルを出る直前に突如消えますので、合流に注意。しかも合流地点には砂利が吹きだまっていますので、後続に車がいないか注意しながら、早めの走行ライン変更をお勧めします。

■PC2まで

PC2までは、霞ケ浦の周辺を通過します。基本的に平坦はなく、緩い上りか下り、もしくは丘越えの連続となります。

■PC3まで

引き続き同様の道が続きますが、160km地点のNo.39を過ぎると上りが始まります。最初の内は、10%の勾配になるよう計算されて作られた展望の良い道が続きますが、後半は楽になりますので頑張って下さい。

試走当日は、桜が満開でした。

PC3のセイコーマートにはホットシェフがあり、暖かい豚丼などが食べられます。また4席程度ですがイートインもあります。

■通過チェックまで

高萩のPC3を出ると山越えの開始です。30kmに亘り上りが続きますが、きついのは最初だけです。後は4~5%程度の勾配が延々と続きます。途中から突如民家が消えて林道の様相となりますが、舗装の状態は良く走りやすいです。ただし街灯は一切なし・docomoの電波は圏外・車も全く通らないという道なので、経験が少なく不安な方はなるべく誰かと一緒に進むことをお勧めします。

補給ポイントは次の通過チェックまでありませんので、補給食の携行が望ましいでしょう。自販機については上りが始まった後も10kmくらいまでは数台ありますので、水分の補給は可能です。

ちなみにこちらの通過チェックのコンビニには、イートインはありません。

■PC4まで

通過チェックを出発すると、JR水郡線沿いを南下します。こちらもひたすら緩いアップダウンを越えながら進んでいきます。数キロおきにコンビニがありますので、補給の心配は不要です。このあたりから睡魔に襲われる時間帯ですが、常陸大子駅の近くのコース上に『道の駅奥久慈だいご』が、山方宿駅を過ぎてしばらくの場所に『道の駅常陸大宮』があります。特に常陸大宮の道の駅は非常に大規模で、屋内のカウンター席で休憩も可能でした。

また288km地点のキューシートNo.55の『笠間街道入口』交差点には、新型セブンイレブンがオープンしており、イートインスペースも多数ありました。

ほどなくPC4の『セブンイレブン笠間昭和町店』ですが、その手前1kmにも『セブンイレブン笠間才木店』があります。こちらのセブンも敷地が広くPCの様に見えるのですが、PCではありませんのでご注意(試走レポートで毎年注意喚起されています)。PC4は306.5km地点なのですが、私のEdge520は表示に誤差が出ており上記のセブンイレブン笠間才木店の地点で306kmを示していた為、危うく入店しそうになりました。

私はここで5分のタイムアウトとなりDNFしてしまいましたが、その後は道祖神峠を越えると平坦となります。PC4までに時間内に到着出来れば完走の可能性は高まると思います。

それでは当日は好天と皆さんの完走を祈っております。ブルベを楽しまれて下さい。