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BRM1119大洗・銚子300(2023) 試走レポート(桑田)

2022/11/12に『BRM1119大洗・銚子300』の認定試走を行いました。たまがわとしては、2023シーズンにおいて2本目の開催となります。2023シーズンはPBPイヤーのため、早めの開催でも多くの人がエントリーしております。

このコースは過去に6回開催されており、試走レポートもその都度に掲載されているため情報量も多いです。5か月前にも『BRM611大洗・銚子300 CENTENAIRE』を開催したばかりです。ただし季節によりコースの表情が大きく変わりますので、2022年末の情報としてレポートを掲載します。

■走行結果

当日の走行結果の概要は以下の通りです。

到着時刻 貯金 所要時間 区間距離 総距離
スタート(船橋) 00:00 00:00 0.0
Ctrl1(セブン茨城東西代) 3:25 1:27 3:25 72.8 72.8
Ctrl2(セブン大洗海岸) 6:15 2:01 2:50 51.1 123.9
Ctrl3(セブン銚子犬吠埼) 10:46 2:58 4:31 82.0 205.9
Ctrl4(セブン芝山小池) 13:21 3:35 2:35 48.3 254.2
ゴール(デイリーヤマザキ船橋高瀬町) 15:24 4:36 2:03 48.8 303.0

コースには山らしい山はありません。そのため各区間を通じて貯金が増えています。今年の6月に走った時は前半が涼しくペースが上がり後半に暑さ(36度まで上がった)ためペースダウンしたのですが、今回は前半に雨に降られペースが上がらず、後半に追い風で順調に進む結果となりました。

一般的な走り方としては交通量が少ないCtrl2までに頑張って貯金を稼ぎ、後半はグルメを楽しみながら余裕をもってゴールするのがお勧めです(ゴール受付の開設も15時からとなります)。

■当日の天候

当日の天候は雨⇒晴れ。日の出から3時間ほど(大洗あたりから鹿嶋あたりまで)降雨との予報でしたが、実際には何故か30kmの佐倉あたりから銚子を出るまで断続的に雨が続く状況でした。

船橋を0時にスタートした時の気温は13度。コース上で最も寒いのは日の出前に通過する茨城県内区間ですが、行方市(80km付近)の前日の予報は以下の通り。4時で13度とのことでしたが、実際は11度でした。コースは市街地と離れているため実際の気温は予報よりも2度程度の乖離があるようです。最低気温は10度でした。

雨が上がると徐々に気温が上昇し、14時頃に23度まで上がりました。風向きについては海から風が吹くという状況で、非常に楽をすることが出来ました。

■装備

当日のウェアは予報を参考にして、以下の通り。短時間に少雨の予報(実際はそうではなかった)でしたので、レインウェアは持参せず撥水性のあるGORE-TEXウェア(カステリ)で乗り切りる方針でした。

  • ジャケット:袖の取れるGORE-TEXコンバーチブルジャケット(カステリ)
  • アンダー:夏用ノースリーブ(パールイズミ)
  • パンツ:冬用ビブショーツ+レッグカバー
  • その他:グローブは指切りと長指の2つ用意

この季節は気温差が大きいため、深夜と昼間の2パターンが必要になります。深夜は上記の装備で、10度でも走っている内は問題なく止まると寒いという状況でした。昼間は袖を取りレッグカバーも外して走りました。

基本は夜間に寒くならないようにして、昼間は徐々にレイヤリングを少なくしていくか、別に半袖ジャージを持つなどが良いと思います。

■コース上の注意点のまとめ

コースで注意を要するポイントです。

まず目立つ登りのある区間ですが、主に2か所。

  • 行方市の北浦西側地域(82kmあたりから)
  • 銚子のドーバーライン(コントロール3の直後から)

です。登りが連続する区間はこの2か所と思います。

千葉県内は基本的に緩やかなアップダウンが続きますが、前述の2か所ほどではありません。前述の2か所では無理をせずに、脚を残しましょう。

またコースには道が狭いうえに車が多い個所がいくつかあります。まずNo.7の長作交差点から数キロの区間。路肩が無く、深夜でもトラックが多く走ります。また序盤なのでトレインが長くなります(10人以上になったりします)。トラックが追い越せない環境での長いトレインは非常に危険です。長くなってしまった場合は、意図的にトレインを分離することも推奨します。

次に銚子の手前、神栖市波崎地区(197kmあたりから)です。ここも道が狭く、様々な店舗が密集しており車の出入りが激しいです。自転車を追い越した直後に左折して入店というクレイジーな車も普通なので、注意してください。

3つ目は八街の市街地(263kmあたりから)です。夕方になると渋滞が発生し、路肩も狭く走り辛い地域です。

4つ目はNo.60の大草交差点を通過してから284kmまでの区間です。トラックが多いうえバス路線で、R16(283.5km地点あたり)に入るための車で一日中渋滞しています。路肩もありません。

いずれも走り辛い状況ですが、渋滞については特定のポイントを過ぎると一気に解消されるため焦らずに走行してください。

■走行記録

コントロール1まで

コントロール1までは、交通量も少なく基本的に走りやすい区間が続きます。コースとしては総じて平坦です。区間距離が72.8kmと長いので、途中で補給を行っても良いでしょう。

私はキューシートNo.12の交差点付近にある吉野家や、No.13を過ぎた直後の山岡家などに入ることがあります。今回は吉野家に入りました。その先にも、何軒かすき家があります。コントロール1以降は、早朝ということもありコンビニ以外に営業している店舗が鹿嶋まで無くなります。

今回は何故か30km付近からCtrl1まで予報に無い小雨が続き、メンタルが削られました。

コントロール1には順調に到着(3:25着)。サイクルラックが設置されていました(6月には無かったですよね?)。

コントロール2まで

常陸利根川にかかる北利根橋を渡ると、すぐに行方市に入ります。この辺りから気温が低くなりますので、寒さが気になる方はコントロール1で準備をしておきましょう。私の時は10度まで下がりました。

コントロール2までは、引き続き交通量も少なく快適に走れます。今回はR51との合流部付近(108km地点)でようやく日が昇り始めました。

海が見えたら、すぐにコントロール2に到着です。

コントロールはセブンイレブンですが、こちらの店舗は男性用トイレが少なく、行列になりがちです。不安な方や並ぶ時間がもったいないという方は、R51沿いや大洗駅周辺のコンビニでトイレや食事を済ませる方が快適で時間ロスも少ないと思います。

こちらはR51沿いのファミマ鉾田上釜店。トイレも広く使いやすいです。

大洗には早朝から営業しているお店もありますので、それらのお店でグルメを楽しむのもお勧めです。コースとしては総じて平坦です。

コントロール3まで

次は約80km先の銚子を目指します。大洗を出ると、鹿嶋市に入るまではひたすら平坦の直線が続きます。コンビニもまばらなため、補給に気を付けてください。個人的にはセイコーマートに立ち寄るのがお勧めです。

カシマスタジアムが見えたら鹿嶋市に到着です。鹿嶋市、神栖市にはコンビニや飲食店が多数あります。雨が降っている場合は、この辺りの飲食店でレインウェアを脱いでリフレッシュすることも出来ます。

神栖市の市街地を通過すると、再び直線&平坦区間が始まります。前述の波崎の街を過ぎると銚子大橋で再び利根川を渡り、千葉県に帰ってきます。このあたりがちょうど200kmです。

銚子大橋は歩道の走行を推奨します。歩道を走行した場合、キューシートNo.40の記述通りに途中で側道に降ります。そのまま直進せず、交差点手前を矢印方向に左へ進みます。

画像の道を50mほど進むと、県道に合流します。

銚子の町中を5kmほど進むとコントロール3に到着です。試走当日は銚子周辺だけ本降りの雨でした。

周辺には回転寿司で有名なお店などもありますので、食事はこちらに立ち寄るのがお勧めです。コースとしては総じて平坦なので、早く到着しがちです。立ち寄られる方は、時間を上手く調整して開店時間を狙うと良いと思います。

コントロール4まで

銚子を発つと残りは約100kmです。ドーバーラインを越えるとコースとしては総じて平坦なので、頑張りましょう。屛風ヶ浦の断崖はコースからは見えるポイントが限られています。コンビニを出た直後の登りのピークが一番良く見えますので、写真を撮りたい方はご注意。

九十九里を越えて芝山町まで来るとまもなくコントロール4です。登りの先にあるこの埴輪は、芝山町の名物です。これが見えたら後1kmほど。成田空港に発着する航空機も見えるようになります。

コントロール4のセブンイレブン芝山小池店ですが、小さなイートインがあります。以前は休憩に重宝したのですが、コロナ後は使用不可となっていますので注意してください。

ゴールまで

残りは約50km。ここまで来たらゴールは間近です。

コースは完全に平坦なので焦らずゴールを目指してください。前述の2か所の渋滞にはまりつつ、千葉市中心部を抜ければ、後は往路でも走った海浜大通り(K15)の区間を残すのみ。走りやすい区間なのでペースも上がるはずです。

■ゴール受付について

ゴールであるデイリーヤマザキに到着後は、レシートを入手してゴール受付に移動してください。

ゴール受付はスタートの公園付近にある浜町公民館となります。ゴール受付の開設は、部屋の予約の都合で15:10位からとなります。15時以前に到着された場合、15時過ぎまで待機いただくことになります。

最後に過去の試走レポートを紹介します。2019年の情報ですが、スタッフの大矢さんがまとめたグルメスポットの情報もあります。総じて平坦なコースにつき、到着が早くなりがちです。ゴール受付の開設は15時からとなりますので、色々立ち寄ってみるのも楽しみの1つと思います。

BRM303大洗・銚子300(2019)試走レポート

それでは当日は天候に恵まれて、コースを楽しまれることをスタッフ一同願っております。


BRM611大洗・銚子300 CENTENAIRE(2022) 試走レポート(桑田)

2022/05/29に『BRM611大洗・銚子300 CENTENAIRE』の認定試走を行いました。100周年記念BRMということで楽しみにしている方も多いと思われます。AJたまがわでも、久々に募集が定員に達するブルべとなりました。

このコースは何回も開催されており、試走レポートもその都度に掲載されているため情報量も多いです。ただし季節によりコースの表情が大きく変わりますので、2022年の情報としてレポートを掲載します。

■走行結果

当日の走行結果の概要は以下の通りです。

到着時刻 貯金 所要時間 区間距離 総距離
スタート(船橋) 00:00 00:00 0.0
Ctrl1 3:21 1:31 3:21 72.8 72.8
Ctrl2 6:02 2:14 2:41 51.1 123.9
Ctrl3 10:49 2:55 4:47 82.0 205.9
Ctrl4 13:21 3:35 2:32 48.3 254.2
ゴール 16:15 3:45 2:54 48.8 303.0

コースには山らしい山はありません。そのため、各区間を通じて貯金が増えています。当日の高い気温のため負荷が上げられず、後半はペースダウンしました。

気温が低く交通量も少ないCtrl2までに頑張って貯金を稼ぎ、後半はグルメを楽しみながら余裕をもってゴールするのがお勧めです(ゴール受付の開設も15時からとなります)。

■当日の天候

当日の天候は晴れ。猛暑日が予想されており、実際にその通りになりました。

船橋を0時にスタートした時の気温は15度。コントロール1まで千葉県内の気温は安定していましたが、蒸し暑く、気温のわりに快適ではなかったです。

コントロール1の直前に利根川を渡り茨城県に入ります。コントロール1を通過すると行方市に入り、霞ケ浦・北浦の周辺を走行します(77kmあたり)。この辺りは最も気温が下がる地形及び時間帯(AM4時前後)で、12度まで下がりました。1時間ほどの間ですが、少し寒気を感じました。

日が高くなると徐々に気温が上昇し、午前中で既に気温30度。午後になりコントロール4の通過後あたりは、サイコンは36.5度の数値を示していました。もはや体温と同じです。暑熱順化が全く出来ていないせいで汗がかけず出力が出ないため、ダラダラと走ることしか出来ませんでした。体温を下げるためのコンビニ休憩も増えました。

風向きについては南風が吹いており、大洗~千葉市までの多くの区間で向かい風でした。

■装備

当日のウェアは予報を参考にして、以下の通り。基本は夏の装備です。

  • ジャージ:半袖メリノウールジャージ(薄手)
  • アンダー:ミレーのドライナミック
  • パンツ:夏用のビブショーツ
  • その他:夏用のアームカバー、ニーカバー、グローブ、キャップ

当日の予想最高気温は36度でした。そのため更に薄手のジャージを着用したかったのですが、明け方に霞ケ浦周辺を走行する時間帯の気温を考慮してメリノウールのジャージにしました。

寒さが不安な方、または当日の天候によっては、明け方の1時間のために追加でもう一枚あっても良いと思います。

■コース上の注意点のまとめ

コースで注意を要するポイントです。

まず目立つ登りのある区間ですが、主に2か所。

  • 行方市の北浦西側地域(82kmあたりから)
  • 銚子のドーバーライン(コントロール3の直後から)

です。登りが連続する区間はこの2か所と思います。

千葉県内は基本的に緩やかなアップダウンが続きますが、前述の2か所ほどではありません。前述の2か所では無理をせずに、脚を残しましょう。

またコースには道が狭いうえに車が多い個所がいくつかあります。まずNo.7の長作交差点から数キロの区間。路肩が無く、深夜でもトラックが多く走ります。また序盤なのでトレインが長くなります(10人以上になったりします)。トラックが追い越せない環境での長いトレインは非常に危険です。長くなってしまった場合は、意図的にトレインを分離することも推奨します。

次に銚子の手前、神栖市波崎地区(197kmあたりから)です。ここも道が狭く、様々な店舗が密集しており車の出入りが激しいです。自転車を追い越した直後に左折して入店という車も普通なので、注意してください。

3つ目は八街の市街地(263kmあたりから)です。夕方になると渋滞が発生し、走り辛い地域です。

4つ目はNo.60の大草交差点を通過してから284kmまでの区間です。トラックが多いうえバス路線で、R16(283.5km地点あたり)に入るための車で一日中渋滞しています。路肩もありません。コースで最も走り辛い区間ですが、R16を過ぎると一気に解消されますので、焦らずに走行してください。

■走行記録

コントロール1まで

コントロール1までは、交通量も少なく基本的に走りやすい区間が続きます。コースとしては総じて平坦です。区間距離が72.8kmと長いので、途中で補給を行っても良いでしょう。私はキューシートNo.12の交差点付近にある吉野家や、No.13を過ぎた直後の山岡家などに入ることがあります。その先にも、何軒かすき家があります。

コントロール1以降は、早朝ということもありコンビニ以外に営業している店舗が鹿嶋まで無くなります。

コントロール1には順調に到着(3:21着)。早くも日が昇り始めました。

コントロール2まで

常陸利根川にかかる北利根橋を渡ると、すぐに行方市に入ります。この辺りから気温が低くなりますので、寒さが気になる方はコントロール1で準備をしておきましょう。私の時は12度まで下がりました。少し肌寒かったですが、100km地点あたりまではアップダウンが続くので負荷を上げてしのぎました。

コントロール2までは、引き続き交通量も少なく快適に走れるはずです。No.35の交差点を曲がると、正面に大洗の海が広がります。

海が見えたら、すぐにコントロール2に到着です。コントロールはセブンイレブンですが、こちらの店舗は男性用トイレが少なく、行列になりがちです。不安な方や並ぶ時間がもったいないという方は、R51にあるコンビニ(ファミマ鉾田上釜店やセブン鉾田上釜店など)でトイレや食事を済ませる方が快適と思います。

大洗には早朝から営業しているお店もありますので、それらのお店でグルメを楽しむのもお勧めです。コースとしては総じて平坦です。

コントロール3まで

次は約80km先の銚子を目指します。大洗を出ると、鹿嶋市に入るまではひたすら平坦の直線が続きます。コンビニもまばらなため、補給に気を付けてください。

カシマスタジアムが見えたら鹿嶋市に到着です。鹿嶋市、神栖市にはコンビニや飲食店が多数あります。雨が降っている場合は、この辺りの飲食店でレインウェアを脱いでリフレッシュすることも出来ます。

神栖市の市街地を通過すると、再び直線&平坦区間が始まります。前述の波崎の街を過ぎると銚子大橋で再び利根川を渡り、千葉県に帰ってきます。このあたりがちょうど200kmです。

銚子大橋は歩道の走行を推奨します。歩道を走行した場合、No.40の記述通りに途中で側道に降ります。そのまま直進せず、交差点手前を矢印方向に左へ進みます。

そのまま画像の道を50mほど進むと、県道に合流します。

銚子の町中を5kmほど進むとコントロール3に到着です。試走当日はこのあたりで既に気温が30度を超えており、また日陰もなく休憩に困りました。周辺には回転寿司で有名なお店などもありますので、食事はこちらに立ち寄るのがお勧めです。コースとしては総じて平坦なので、頑張って食べる時間を作りましょう。

コントロール4まで

銚子を発つと残りは約100kmです。ドーバーラインを越えるとコースとしては総じて平坦なので、頑張りましょう。屛風ヶ浦の断崖は、コースからは見えるポイントが限られています。コンビニを出た直後の登りを登り切った後にしか見えませんので、写真を撮りたい方はご注意。

九十九里を越えて芝山町まで来るとまもなくコントロール4です。登りの先にあるこの埴輪は、芝山町の名物です。これが見えたら後1kmほど。成田空港に発着する航空機も見えるようになります。

コントロール4のセブンイレブン芝山小池店ですが、小さなイートインがあります。コロナ後は使用不可となっていますので、注意してください。このコンビニは建物と太陽の位置関係で日影が無く、試走当日の気温は35度程度になっていました。そのため休憩は最低限にして、日陰のある他のコンビニを目指しました。

ゴールまで

残りは約50km。ここまで来たらゴールは間近です。試走当日は更に気温が上がり、サイコンの気温は36.5度を示すように。体が暑さに慣れておらず、汗がかけなかったため非常に辛かったです。そのため2回ほどコンビニ休憩をはさみました。

コースは完全に平坦なので焦らずゴールを目指してください。前述の渋滞にはまりつつ千葉市中心部を抜ければ、後は往路でも走った海浜大通り(K15)の区間を残すのみ。走りやすい区間なのでペースも上がると思います。

■ゴール受付について

ゴールであるデイリーヤマザキに到着後は、レシートを入手してゴール受付に移動してください。ゴール受付はスタートの公園付近にある浜町公民館となります。ゴール受付の開設は、部屋の予約の都合で15:10位からとなります。15時以前に到着された場合、15時過ぎまで待機いただくことになります。

最後に過去の試走レポートのリンクを紹介します(レポートは他の年にもあります)。2019年の情報ですが、スタッフの大矢さんがまとめたグルメスポットの情報もあります。総じて平坦なコースにつき、到着が早くなりがちです。ゴール受付の開設は15時からとなりますので、色々立ち寄ってみるのも楽しみの1つと思います。

BRM303大洗・銚子300(2019)試走レポート

それでは当日は天候に恵まれて、100周年記念BRMを楽しまれることをスタッフ一同願っております。


BRM928那須600(2019) 試走レポート(桑田)

AJたまがわスタッフの桑田です。9/21(土)~9/22(日)にかけてBRM928那須600の認定試走を実施しました。

天候

天候ですが、当初土日とも雨の予報だったのが少しづつ改善され、結局はゴールまで雨に降られることはありませんでした。気温は最高で30度ほど。非常に蒸し暑く、体温を下げるためにコンビニに立ち寄る回数が増えました。また最低は標高1,000mの通過チェック付近で12度。時刻は18:30くらいです。夏用のアンダー+半袖ジャージに長袖ジャージを重ね着。下は裏起毛のニッカーで何とか耐えられました。

通過時刻

まず各PCの通過時刻です。

スタート 6:50 ※20分遅くスタートしています
PC1 9:43
PC2 12:14
PC3 16:43
通過チェック・恋人の聖地 18:32
PC4 20:03
-宿に宿泊(約4時間半滞在)-
通過チェック2 4:56
通過チェック3 8:43
PC5 12:27
PC6 15:51
ゴール 18:22

各区間について

各PC区間の所感です。
・PC1まで:朝なので我孫子周辺までは車に気を付けて下さい。アベレージはあまり上がりませんので、無理はしないようにしましょう。

・PC2まで:比較的平坦で郊外の区間が多く、余裕が作れると思います。

・PC3まで:本格的な登りはこの後なのですが、全区間(約80km)がひたすら0.5~1%の登りです。時間的な貯金は減ると思った方が良いです。

・PC4まで:本格的な登りが始まります。まずは通過チェックを目指しますが、後半になるにつれ斜度は急になります。ちなみに今回の最高標高は通過チェックの恋人の聖地(標高約1,000m)ではなく、そこから10kmほど進んだ栃木/福島の県境(標高約1,120m)となります。通過チェックから県境までも3回ほどアップダウンがあり、30分以上は標高1,000m付近を走り続けます。また状況によっては雲の中を走ることになります。その場合はレインウェアも必要となります。

完全に日没後の到着

PC4は久々に補給出来るポイントなので大変混雑すると思います。なのでこのPCでレシートだけ入手して休憩しないのも選択肢です。まず、すぐ先にミニストップがあります。白河の町にあるファミレスで食事をしたりイートインのあるコンビニ(FM白河中田店とか)でゆっくり休むのも良いと思います。

・通過チェック2まで:稼いだ標高を吐き出しますので、楽に進める区間です。磐城石川駅周辺にはいくつか旅館があります。私はここで宿泊しました。22時到着、翌2時半に出発というスケジュールでした。

・通過チェック3まで:勿来の駅の先に大規模な温泉施設『関の湯』があります。ここまで辿り着いて仮眠する(時間によっては入浴のみなのでご注意)のも選択肢です。この区間も車の少ない時間帯に通過しますので、走りやすく時間が稼げると思います。私はこの区間での追い風のおかげで時間的な貯金が回復しました。

・PC5まで:平坦です。頑張って走って下さい。私はここでも追い風で時間を稼げました。

・PC6まで:ここもドーバーライン以外は平坦です。頑張って九十九里を突破して下さい。

・ゴールまで:早めに有料道路の30円を用意しておきましょう。有料道路はアップダウンがありキツイですが、信号が無いので時間は稼げます。幕張を過ぎた後は渋滞がひどかったので、事故に気を付けて走って下さい。ゴールの直前ですが焦らないで下さい。

コースの注意

コースの注意ポイントです。

No.15 林が曲がる目印というポイントですが、直進してしまわない様に注意しましょう。下記画像の交差点です。

No.30 松田さんのレポートでも指摘がありますが、ここも流れに乗って進んでしまいがちです。この弁当屋が見えたら脇の道に入りましょう。

No.40 神長トンネルですが、個人的には歩道を通った方が良いと思います。歩道が車道ほどの幅があり、自転車の走行を前提としている作りです。ペイントも『自転車』と明記されています。その分、車道脇の路肩スペースは削減されていると感じました。

私からは以上となります。天候に恵まれてブルベを楽しめることを祈っております。それではゴールでお待ちしています。


BRM928那須600(2019) 試走レポート(松田)

9/14(土)~15(日)にBRM928那須600の認定試走に行ってきました、AJたまがわスタッフの松田です。
私からはキューシートの補足事項などについて報告します。

コースについて

#13 小貝川から離れて県道129号を進む

分かり易い目印がありません。
左折後、少し進むと県道129号の標識があります。

#30 左折して国道50号から離れる

通り過ぎてしまわないように。
この地点で左を向くと、キューシート備考欄に書いてある カラオケがあります。

#48 「曽根田」で右折

地図に何と書いてあったとしても、
ここは「曽根田」です。

#51 ライスラインから国道400号へ

上には「那須疎水分水堰まで」、
下には「観象台跡まで」と書いてあります。
たぶん。

#56 那須高原展望台(恋人の聖地)

フォトチェックポイントです。 日没後の展望はよくありません。
展望台とわかるところであればどこでも構いませんので写真を撮ってきてください。

一応、街灯があります。 撮影場所は、ベンチやバス停の時刻表、
展望台向かいにある公衆トイレなどで構いません。

#57-59 山中の県境を越える

街灯はほとんどありませんが、荒れた路面で転んだり、側溝にはまったりしないよう、十分に注意してください。

#58の右折ポイントを見逃さないように。

#65-66 石川町~古殿町~遠野町

石川や古殿にはコンビニエンスストアもあります。
残念ながらこの日は 曇っていましたが、ゴールデンウィークに走ったときはよく晴れていて、古殿以降、やたらと星がたくさん見えました。

#78 右折

ちょっとわかりにくいところですが、
こんなところです。

#89 「河岸公園前」で右折

地図に何と書いてあったとしても、
ここは「河岸公園前」です。

#92 犬吠駅方面へ右折し、銚子ドーバーラインへ

信号はありません。
無理な右折はやめましょう。

また、銚子ドーバーラインへの入口が新しくなっていました。
写真を取りそこねてしまいましたが、#93の交差点を通らなくなりました。

#97 九十九里ビーチラインを進む

左側の隠れたところにクリーニング屋があります。

#106-108 千葉外房有料道路

途中、左レーンが有料道路の出口になっているところがありますが、#108までは千葉外房有料道路を進んでください。
また、左レーンから有料道路に入ってきて合流するところもあります。十分に気をつけてください。

#107 自転車用の料金箱は左側にあります。
30円必要です。

以上

ペース配分や休憩場所など、いろいろな作戦を考えられるコースです。しっかり準備して、無事にゴール受付に辿りついてください。
なお、「勿来温泉 関の湯」を利用される方は、Webサイトにあるインターネットクーポンを持っていくと600円お得になるようです。


BRM608男鹿200試走レポート(大澤)

BRM608男鹿200について、今回試走を実施致しました、大澤です。6月1日(土)に試走を致しましたのでその詳細についてレポート致します。スタートは開催当日と同じ時間の6時。秋田キャッスルホテルそばの公園から出発致しました。

■全体を通じての感想

気象状況について

最高気温21度、最低でも16.8度と走りやすい気温でした。

風向きについて

秋田はじめとした日本海側は南西の風がそこそこ吹くことがありますが、まさにそういう日でした。スタートからPC1-PC2までは追い風基調で、PC2のコンビニを出てからの左折では正面からモロに風を受け、ゴールまでは風との戦いであったと記憶しています。国道など交通量の多いところでも横風で煽られる可能性がありますので、気を抜いて走るようなことはないようにした方が良いです。

道路状況について

先々でも書いておりますが、路面状況は芳しくないです。特に大型車が頻繁に通るような国道沿いやフォトコントロール1までのコースは大きな穴が散見されました。嵌ったら確実に落車するようなものも見受けられます。また、各所で路面工事が行われておりましたので、通過の際は注意願います。

↑一番悪いものを抜粋しましたが、コース全域を通じてはこのような舗装ではありません。

■スタート

上記記載通り6:00ホテルの側の公園をスタート。まず最初にこのコース、最初は信号峠気味ではありますが、No.10の右折をクリアすれば信号ストップはほぼありません(信号がほぼないともいえる)。 急ぐ必要はないので安全第一で走行してください。No.3「広小路西」は3車線のうち2車線が左折専用レーンです。車に注意しながら一番左の左折レーンを利用して右折します。No.5のY字右折一見そのまま行けそうですが、指示通り2段階右折して下さい。

No.13から暫く広域農道を走ります。ちなみに、登りも下りも一律6%です。標高差30~40mくらいのアップ&ダウンを繰り返します。好きな人は好きなはず。ちなみに車の通行量ですが、PC1まで能代方面までの通り道ということもあり、木材を積んだ大型トラックが横を通り抜けることが何度もありました。

No.14を右折するとすぐ右手に「道の駅五城目」が見えます。トイレ休憩・ドリンク補給はここを過ぎるとPCまで一切無いので注意。試走時はこの1km先でババヘラアイスのおばちゃんがいました。200円で食べられる秋田名物。ぜひご賞味あれ。ここからPCまでは一本道。登るにつれて道路脇の砂利が増えていきます。道路もガタガタに。ここから150mぐらいまでじわじわと登ります。

トンネルは5ヶ所。3ヶ所目の「秋田峠トンネル」前は画像の通り舗装工事中により片側交互通行です。作業員の指示に従い走行して下さい。因みに、片側区間は長いのですが時間は短いので、正面からこちらの車線を車が向かってくる可能性があります。歩道へ逃げ込むことも可能なので十二分に注意の上走行下さい。

↑の写真が反対車線からやってくる車の図

そこを無事に越えれば後は下り。PC1の上小阿仁村ローソンに到着です(トイレは男1,女1 洋)。イートインスペースなどは特に無し。コンビニ入り口の段差には気をつけて。

■PC1-PC2

PC1のコースを一部逆走してNo.16右手側にある「山村広場」の看板が見えたら右折。曲がってすぐのところに黄色い酒屋が見えますが、そこにも一応トイレは有り(男1,女1)。実際に使用できるか確認したわけではないのでコンビニで済ませるのを勧めます。

No.17はミスコースしやすいです。「→三種」の青看板が見えたら右折。そこから、120mほど登るミニ峠へと向かいます。頂上に向けて斜度がキツくなる仕様です。

唯一注意してほしい点としては、道路左側に「徐行」の立て看板が見えたら減速して下さい。その50-100m先に段差があり、そのままのスピードでいくと落車の危険性があります。

そこから先は、ゆるやかな下り。快適なスピードで延々と続く田んぼ道を堪能できます。No.19も気を抜くとミスコースしやすいところです。青看板をしっかりと見て「男鹿」の文字が見えたら即右折。ちょっと登ってちょっと下って、No.20「鹿渡」交差点でR7に合流します。ここまでコンビニなどはありません。あとは快適な一本道を走って、PC2のローソンまで(男1、男女共用1 洋 イートインスペース4-5席あり)。スタートからここまでは、貯金を作ることができる区間だと思います。

■PC2-通過チェック1

コンビニを出て早速右折。何も無い気持ちの良い道が続きます。No.25のY字右ですが、ここは分かり辛い上に信号などが無いので要注意。後ろからやってくる車に気をつけつつ曲がりましょう。案内標識は分岐点にひっそりとあります。

補給・トイレポイントですが、この区間はコンビニがありません。No.26の500mくらい先にある「ホーマックニコット 野石大潟店」(トイレ男女各1 洋)とNo,27から数キロ先の「ホーマックニコット男鹿北浦店」がポイントになるかと思います。ちなみにこのホーマックはおにぎりや弁当なども販売しているので実質的にコンビニ・スーパーの役割を果たしています。他には商店の類もないので注意。試走当日はどちらも寄っていません。

そのNo.27からはいよいよ男鹿半島エリアへと突入。無数の風車やタバコ畑、ソーラーパネルなどの田舎道と小さなアップダウンを堪能してください。なまはげも姿を現し、男鹿らしい雰囲気が増してきます。晴れていればインディゴブルーの海が眼前に広がるはずです。ここからはタイムを稼ぐのは難しいかもしれません。貯金をキープするイメージです。

No.27から10kmくらい先、道路崩落工事で片側通行としている区間がありますので誘導員の指示に従って下さい。通過チェックは、入道崎灯台近くのトイレ辺りにある「男鹿市観光看板」を自転車とセットで撮影してください。

*入道崎
・灯台は200円で登ることができます。登った先に見える景色も良いので
 余裕のある方はぜひ。
・お食事処兼お土産屋みたいなのが3-4件あります。ソフトクリームからうに、いくらなどの海鮮丼、貝の串焼きまでよりどりみどりです。自転車は邪魔にならないところに止めて下さい。
・自動販売機はありますが、ペットボトルなどの捨て場はありません。
・ここから168kmぐらいにあるセブンイレブンまでスーパー・コンビニの類はありません。

■通過チェック1-通過チェック2

入道崎の売店で貝の串焼きを食べて、男鹿半島の反対側へと進みます。ここから先は、人家が少ない区間を走ります。 通過チェックまで+100m登って下るようなアップダウンが5~6回ぐらいあります。 タイムをここで稼ぐ、というのは難しいと思います。また、DNFしても出ているかどうかわからないバスが運行しているのみですので、進退の見極めは大事なところです。

ミスコースポイントは2つ。No,30の路面に書かれている「水族館」方向へ進むこと。そしてNo.31のT字路は右へ行くこと。男鹿水族館へ行くのは確かですし、流れで下りたくなる気持ちをグッとこらえて、少し登って下さい。そうすると、10%の標識とともに一気に0m地点まで下ることができます。斜度キツイのでオーバースピードにならないように。

男鹿水族館から、佐渡の「Z坂」のような坂をクリアして一気に150mくらいまで登って、そこから再びアップダウン。暫くすると一気に下って、右手に見える通過チェック2のゴジラ岩へ。ここも看板の前で自転車と合わせて撮影して下さい。もし看板の前が混雑しており自転車を撮影する事が困難な場合は、ブルベカードと看板を一緒に撮影してもOKです。

ゴジラ岩を同じアングルから撮りたい方は、道路から岩場へと歩いて暫く進んでいくと撮影スポットが見えますのでそちらから撮影して下さい。自転車など車両の乗り入れはやめるように看板に記載されております。SPD-SLなどだとクリートを痛めつけると思うのでシューズカバーか靴を用意して向かうのが良いと思います。

■通過チェック2-FINISH

ここからフィニッシュ地点までは、再び貯金を稼げる区間です。男鹿市街を抜けてNo.36のT字路を左折。空腹でどうしようもないので170kmくらいで右手に見えたセブンイレブンで補給しました。この日最後の登り茶臼峠へ。70m程度しか登らないやさしい峠なので苦にはならないはずです。No.38の交差点を左折すると、ここから交通量の多いR101へ。

交通量が非常に多いこと、信号の少ない一本道であるため、車も非常に早いスピードで横を通過していきます。最後まで事故のないように安全に、走り抜けて下さい。 No.40の変速交差点を通ると、若干落ち着きますが市街地を走るので気をつけて下さい。No.45で通りを暫く走り、ゴールのセブンイレブンではこれまでと同様にレシートを受け取って下さい。レシート取得後は、秋田キャッスルホテルに戻ってゴール受付の手続きを行って下さい。

■装備(一部省略)

今回の装備の一覧です。
・長袖インナー1枚(おたふく手袋)
・半袖サイクルジャージ1枚
・ハーフサイズレーパン(謎の中華)
・ロングタイツ(モンベル)
・SPD-SL
・AJ規定に記載の装備+AJ反射おにぎり+足首の反射ベルト

■各区間タイム

・スタート 06:00 秋田キャッスルホテル前
・PC1 08:49 55.0km ローソン上小阿仁店
・PC2 10:37 90.4km ローソン三種鵜川店
・フォトコントロール1 12:39 130.5km 入道崎「男鹿市観光マップ」
・フォトコントロール2 14:32 155.6km ゴジラ岩看板
・FINISH 17:16 203.5km セブンイレブン秋田泉中央一丁目店

■最後に

皆様が事故やトラブルなく安全に戻れますように。
ぜひ東北、そして、なまはげの町男鹿を楽しんで下さい。 大澤