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AJたまがわ 令和6年能登豪雨における義援金に関するご報告

元旦の能登半島地震に続き、またしても能登半島にて災害が発生してしまいました。
令和6年(2024年)9月に発生した能登豪雨で被災された皆様におかれましては心よりお見舞い申し上げます。

以前ご報告いたしましたとおり、AJたまがわにおいて能登は、過去に2018年6月に能登200を開催したという縁がある地域です。
そこで、令和6年能登半島地震においてはクラブ内で検討し、これまでにみなさんにエントリーいただいたエントリー費用・賛助会員のみなさんの会費から『令和6年能登半島地震災害義援金』に義援金をお送りいたしました。
また、少しでも息の長い支援とさせていただくべく、2024年開催のAJたまがわのブルベにおきましては、エントリー費に一律で義援金100円を上乗せさせていただきました。

令和6年能登半島地震におけるAJたまがわの取り組みについて(義援金に関するご報告と今後のチャリティーへのご理解のお願い) | AJたまがわ

報道にもありますとおり、能登半島の災害復旧は思ったように進んではいないのが現状です。
そのような中またしても発生してしまった能登豪雨に際し、今年みなさまから集めました義援金を寄付させていただきました。
本来能登半島「地震」に対して集めさせていただいた義援金ですが、同じ地域で発生してしまった災害ですので、スピード感を持って支援させていただくためにご了承ください。

エントリー費から(10/07時点) 860エントリー × 100円 = 86,000円
AJたまがわ会計から(賛助会員費・過去のエントリー費) 14,000円
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合計 100,000円

寄付先:石川県令和6年能登豪雨災害義援金
    令和6年(2024年)能登豪雨に係る災害義援金の受付について | 石川県

以上、今年エントリーいただいたみなさん・賛助会員のみなさんにご報告いたします。

一刻も早い被災地の復興を祈るとともに、美しい能登路をまた笑顔で走れる日が来ることを心待ちにしています。


BRM928筑波連山縦走200(2024) 試走レポート(大矢)

大矢が実施した認定試走のレポートです。
本人の運営する外部ブログへリンクしています。ご覧になりたい方は以下URLへどうぞ。

https://ameblo.jp/granblaber/entry-12868449755.html

BRM928筑波連山縦走200(2024)のページはこちら


BRM608那須600 (2024) 試走レポート (松田)

BRM608那須600担当の松田です。2024年5月25日〜26日に試走してきましたので、簡単に報告します。

走行結果

以下のような進行でした。

  • 雨に降られず、気温は上がり過ぎず、風向きは1日目も2日目も悪く一時的に強まることもあったものの長時間続いたわけではなく、比較的恵まれた気候条件でした。
  • 完走を優先してグルメや観光などの楽しみは諦めました。以下に記載している地点以外ではまとまった休憩時間を取っていません(5月26日がエントリー期限だったため、参加費入金に関する問い合わせ対応などのための停止が何度ありました)。
距離クローズ時刻到着時刻出発時刻
スタート船橋港親水公園0.0km6:306:30
コントロール1ファミリーマート長生一松海岸店56.8km10:219:159:31
コントロール2セブンイレブン銚子犬吠埼店119.1km14:2612:2412:37
コントロール3巌船一里塚ロードパーク204.3km(20:06)16:4516:47
休憩(セブンイレブンひたちなか長砂店)215.8km17:2317:37
休憩(すき屋6号日立城南店)236.4km18:3618:54
コントロール4セブンイレブンいわき佐糠町店279.4km(1:06)20:5921:16
休憩(スマイルホテル白河)356.6km1:306:27
休憩(セブンイレブン白河西郷西原店)357.6km6:336:44
コントロール5新甲子温泉案内板370.5km(7:14)7:447:45
コントロール6那須高原展望台388.4km(8:22)9:119:13
コントロール7セブンイレブン那須関谷店413.3km(10:02)10:1810:36
休憩(いい里さかがわ館)485.1km14:3314:41
コントロール8ローソン笠間飯合東店497.2km15:3815:1315:28
コントロール9ファミリーマート永田屋たかさい店535.0km18:1017:3717:56
フィニッシュ船橋港親水公園601.1km22:3021:46

雑感

  • スタート(船橋)〜C1(長生):
    キューシートNo.17〜18間で少し登りもありますが、まだ元気なこともあってあまり気になりませんでした。
  • C1(長生)〜C2(銚子)間:
    時間を稼げる区間ですが風向き次第で地獄になります。
  • C2(銚子)〜C3(大洗)〜C4(勿来):
    時間を稼げる区間ですが風向き次第では…。
    銚子・大洗・那珂湊・日立港・大津港など魚料理を楽しめそうなところを通過するので時間があれば立ち寄りたかったのですが…。
  • C4(勿来)〜白河:
    登り区間ですが勾配は緩めなのでそれほどきつく感じませんでした。
    交通量はそれほど多くはありませんが、いくつかトンネルも通りますので明るめの尾灯と反射材で後方にもしっかりアピールしてください。
    夜間は古殿、石川のコンビニエンスストアくらいしか営業している店がありませんでした。C4までにしっかり補給するか、携帯食を持っておくことをおすすめします。
    また、試走当日は雲が多くて見えなかったのですが、以前同じコースを走ったときは星がとても綺麗に見えました。
  • 白河〜C5(新甲子温泉の入口)〜C6(那須高原展望台):
    気がついたら登りが始まっており、C5で既に標高約800mです。斜度が10%を越える区間もありますがそれほど長くは続かないので我慢してペダルを回しましょう。
  • C6(那須高原展望台)〜C7(那須関谷):
    特に392kmから399kmまでの那須高原までは通行時間帯によっては観光客が歩いていたり、車が多いことが予想されます。道幅が狭いので十分に注意しながら下ってください。
  • C7(那須関谷)〜C8(笠間):
    1000m超の那須の標高に隠れてわかりにくいのですが、那須烏山(462km)から茂木(477km)まで何度か小さなアップダウンを繰り返します。長い登りはないので元気な脚であれば大したことはないのですが、那須をクリアして疲れた2日目の脚には意外にきつく感じました。
  • C8(笠間)〜C9(下妻):
    C9直前のキューシートNo.96の右折を見逃さないようにご注意ください。
  • C9(下妻)〜船橋:
    取手(575km)以降は交通量が多く、通行時間帯によっては渋滞も予想されます。最後まで気を抜かずに安全に帰ってきてください。
  • コース全体を通して:
    自転車が走る道路左側部分の路面が隆起している箇所があちこちにあります。乗り上げて転倒しないようご注意ください。

その他

600kmを眠らずに走りきれる人はそう多くはないと思います。Control 4手前の勿来や約355kmの新白河駅付近にホテルがありますので活用してください。同日に私を含めスタッフ3名が試走しましたが、3名とも新白河駅周辺のホテルを利用しました。2016年〜2018年の開催時には新白河駅付近に24時間営業のインターネットカフェやファミリーレストランもあったのですが、2024年現在はなくなっています。古殿(約314km)や石川(約331km)付近にも旅館がありますが、遅い時間にチェックインできるかどうかは不明です。

熱中症対策と風向きを祈ることが何よりも重要です。


ACPのBRM規定の改定に関して(AJたまがわの見解と今後の運営について)

ACPのBRM規定の改定とBRM/AJ規定の対応について | Audax Japan

Audax Japanのサイトに先日掲出されたこの件について、AJたまがわもAJより共有を受けております。
BRM/AJ規定の改正は現在作業中と理解していますが、ACP規定はすでに発効しているため、直近の開催に関して直接関係のある、Article 10 に関してひとまず見解と運営方針をご説明いたします。
この見解はテンポラリーなものではなく、近々において大きな変更は要しないと考えておりますが、BRM/AJ規定の改正などを踏まえて変更される可能性はあることをご承知おきください。

  • Article 10: (スタート・フィニッシュを除く)チェックポイントのオープン・クローズ時刻は走者が時間内に完走するためのガイドとなるものであり、時刻内通過が認定の条件ではない(ではなくなった)。(BRM/AJ規定の第10条に対応)

今回の変更は「オープン・クローズが撤廃」になったわけではなく、「オープン・クローズ時間内の通過を厳密にジャッジしない(オープン・クローズ時間内の通過が認定の要件ではない)」ということです。

Article 10 https://www.audax-club-parisien.com/wp-content/uploads/2024/01/Rules-for-rider-2024.pdf には、Additionally以下に各距離に応じたチェックポイントのオープン時刻、クローズ時刻の計算方法は依然として記載されていますし、「この計算方法に基づいて計算されたオープン時刻、クローズ時刻はブルベカードに記載される」となっています。つまり、オープン、クローズ時刻は撤廃されたわけではありません。

また、以前の規定では走者に対して「riders must arrive」と中間チェックポイントを時間内に通過しなければならないとなっていましたが、新しい規定では「riders are invited to arrive」と、時間内に通過することを要請する(時間内に通過することを期待する)となっています。

ですので、制限時間というものは依然として存在し、走者に対しては中間チェックポイントを時間内に通過することを要請(期待)するが、厳密に時間を見たりしないよという程度のものでしょう。
大きな改革がされたということではなく、PBP含め、多くの国で運用されている実態に合わせただけに過ぎないと理解しています。

これをうけて、たまがわの方針として「これまでとまったく変わらない運営をする」ことにします。
キューシート/ブルベカードには「コントロール」と「コントロール(制限時間なし)」が存在し、走者はそれを尊重していただくことがBRMであるという前提に立ちます。そのうえで仮に間に合わなかったとしても、(これまでどおり)そのことをもって認定外とはしません。

元来たまがわではコントロールのクローズ制限時刻に関しては囚われすぎない運用をしています。「コントロールで1分間に合わなかったから認定外、その場でお帰りいただく」みたいなのはブルベの本質ではなく、そのようなことで認定外とするべきではないと思っています。

ただし、参加者のほうで規定の改正を逆手に取り、たとえば夜スタートのBRMをスタート直後に仮眠を取って実質朝スタートに変えてしまうなど、本来主催者側が想定した走行とまったく異なる形態が発生してしまう可能性が考えられます。
それゆえ、事前告知・ブリーフィング等で「クローズ制限を極力尊重した走行計画にそって走行をお願いします」と表明する予定です。程度問題ですので判断が難しいのですが、そもそもそのような行為は規定に反することになるのではとたまがわでは理解しています。

繰り返しますが、今回の変更で「オープン・クローズが撤廃」になったわけではありません。そして、途中のポイントにおいて多少の時間オーバーがあっても認定外にしないという方針は、従前のたまがわの方針となんら変わるものでもありません。

以上