SR600SF “S.K.Y.LINE” 富士箱根伊豆国立公園

更新履歴

  • 2024.04.022 キューシートを更新しました(ver1.4)。2024年以降出走される方は、キューシートv1.4に基づいて走行&写真撮影ください。2024年は4月27日から出走可能な見込みですが、出走可否はご自身でルートをご確認ください。
  • 2024.03.03 キューシートを更新しました(ver1.3)。
  • 2023.09.28 エントリーの受付を開始します。ブルベカード等が到着次第出走日の登録(=変更)が可能です。
    なお、コース上に冬季通行止め区間が設定されており、例年11月初旬までが出走可能期間ですのでお気をつけください。(これに限らず、コース上の通行可否に関しては参加者自らが責任を持って調べる必要があります)
  • 2023.09.28 We are preparing English site now. If you want to apply this SR600SF from foreign countries, please send E-mail(sr600sf[*]ajtamagawa.org).
  • 2023.09.28 SR600SFのサイトを公開しました。

口上 SR600SF “S.K.Y.LINE” 富士箱根伊豆国立公園

静岡神奈川山梨三県にまたがる富士箱根伊豆国立公園に鎮座し、世界中の人々を魅了してきた日本の象徴富士山。人々は富士山と共生しながらも、その崇め方は時代と共に移ろっていきました。
本コースは様々な富士山拝礼方法を織り込んだ自転車の旅路であり、東西南北から富士山を望みそして富士山五合目に至ります。

移り変わっていった富士山拝礼

2013年に世界遺産登録された富士山は、その壮麗な佇まいにより古来から神の住まう場所とされていました。一方で噴火の焔は神の怒りとされ、恐れられてもいました。
このような背景から人々は畏怖の念を持って遠巻きから富士山を拝み、神の猛りが鎮むよう祈りを込めました(遥拝)。
噴火が沈静化しつつあった平安時代末期以降、救世を目指し、神秘的な力を身に宿らせるために修行として入山するものも現れました(修験)。
江戸時代以降、俗念を断ち心身を清めるため富士山に登り、御神徳を拝すことが庶民に広まりました(登拝)。
人々は畏敬の念を持って富士山と接するように変容していき、現代に至っています。

世界的な芸術対象として

また芸術対象としての富士山は、その雄大さ故にあらゆる季節や方角から題材にされているのが特長です。国内はもちろん諸外国においても数多くの作品が残されています。
近代以降西洋に浮世絵が輸出されたことにより、富士山を含む日本文化とその画風が伝播し、印象主義の画家に大きな影響を与えました。一例として、ゴッホの作品である「タンギー爺さん」には明確に富士山が描かれています。
富士山の雄姿を讃えるために国内外から詠い描写された作品群は、畏敬の念が含まれた遥拝の一種とも考えられます。

自転車との関わり

現代では人々と富士山の関係性はさらに近しくなり、年間数千万人が訪れる観光地となりました。自転車との関わりも深く、東京オリンピック2020男子ロードレースに於いて、富士山で激走を繰り広げたのは記憶に新しいところです。2004年以降定期的に富士山でヒルクライム大会も開催されており、数千人規模のレーサー達が集います。
サイクリングでの富士山五合目への道のりは刺激的な挑戦であり、心身のデトックスとして現代的な登拝方法の一つとも言えるでしょう。あるいは修験の亜流かもしれません。

コースの特徴

SR600流に富士山「遥拝」「登拝」「(ちょっぴり)修験」要素が落とし込まれています。
道中は至る所で富士山を一望しながら、美しい海岸線や湖畔、拓けた稜線、歴史的建造物を駆け抜け、数々の宿場で地産料理と温泉も楽しめます。
そして雲海を超えて辿り着いた富士山五合目からは、天界のような絶景を堪能可能です。
富士箱根伊豆国立公園を中心とする、静岡神奈川山梨の景色と旅情を満喫ください。