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BRM523足尾300(2015)試走レポート(藏原)

20150523.BRMたまがわ300足尾試走レポート

【試走実施日20150509 6:45スタート】~各クローズは7:00スタート-15分
たまがわ300足尾の試走に行ってきましたので、走行にあたって気を付けたい点等を
キューシートに沿ってレポートします。時間目安は、ゆっくりの方むけです。
 

☆No .1~16 (スタート~PC1)
葛飾大橋下からちょっと江戸サイで土手に上がって、一般道コースにオン。暫く土手下の一般道をひたすら走ります。no.5までは道幅が狭いところもありますので対向車に要注意。またno.6からは大型トラックも走ってますので、路肩の轍跡にバランスを崩されないように!no.12は見落としがちなので要注意。(200mほど行き過ぎた!)no.13、14の「道の駅さかい」は「関東一周」でおなじみの「ご老侯の湯」があります。余裕のある人は帰りに一風呂浴びてゴールするのも一興?(立ち寄り湯は先にもありますよ)夜間も煌々とネオンが付いていますので帰りの道標にして下さい。で、東北新幹線の高架下を通過してすぐ左手にPC1「711古河下辺見店」です。
この区間は天候状態にもよりますが、信号もさほど多くなく比較的時間の稼げる区間です。また、この先のno.31「下津原」までもそうですが、帰りの道の確認もしておくと安心です。
8:50到着9:10リスタート(クローズ10:18)

クリップボード01
(PC1 711古河下辺見店)
 

☆No .17~36(PC1~PC2)
No.17~27は、やや細かく曲がっていきますが、Qシートを確認しながら、ゆっくり行けば、さほど分りにくいところはありません。唯、前述のように夜間は目印も見難くなりますので、行きがけに道の確認を。no.28を過ぎ、一つ丘を越えるとno.29「下津原」です。帰り道はここで合流します。no.30からは栃木の田舎道を走ります。高速下を通過したno.35からはややアップダウンの道になります。
No.35吹上町を左折するとPC2静流の郷かすお までは一本道。最後に軽く上って、トンネルを通過し、下ると到着です。唯、松田さんのレポートにあるようにPC2では多種類の補給品はありませんので、場合によっては吹上町にミニストップがありますので、ここで補給するのもありかと思います。また、吹上町からの道すがら幾つか飲食店もあります。
11:45到着12:30リスタート(クローズ13:53)

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(清流の郷かすお 冷たいとろろそば大盛)
 

☆No .37~40(PC2~PC3)
このコースのメインデイッシュ粕尾峠に向かいます。PC2から15km位は思川の渓流沿いに緩~い勾配をのんびり上ります。15kmを過ぎるとやや傾斜が本格的になってきて、
山の神バンガローから九十九折りに入る位までが結構きつい10%前後の勾配です。九十九折りに入ると時々きつい勾配がありますが、足休めになるところもあり、淡々と上っていきます。試走時は、冷たい空気が入ったためかピークの寸前で雨が降ってきて、ピークの気温は10℃(ガーミンベース)で濡れたこともあり寒かったです。
ピークには何もありません!通過のみですが、ここから当分下りなので天候次第では
1枚羽織る必要があるかもしれません。下りの道は、R122に出る前の民家あるところまでは、はっきり言って悪い!悪路面、浮砂、道端の落ち葉に加え、雨だったので20km/h以下で下りました。R122に出たらビュ~ンと下りです。二つ目の沢入TNを通過すると群馬県になります。なぜか群馬に入ったらピタッと雨が止みましたというか、路面が濡れていません。雨は山間部だけだったようです。下に見える鉄道がわたらせ渓谷鉄道(通称 わ鐡)です。この沿線は、足尾銅山跡、富広美術館、草木ダム、高津戸峡などの観光地あります。
PC3の手前1kmの水沼駅に今コース2つ目の立ち寄り温浴施設が併設されています。
16:20到着16:40リスタート(クローズ17:15)

クリップボード03
(山の神ドライブイン 此処から斜度が!)

クリップボード04
(粕尾峠ピーク)

クリップボード05
(わ鐡 水沼駅温泉センター)

クリップボード06
(PC3 デイリーヤマザキ桐生黒保根店)
 

☆No .41~58(PC3~PC4)
PC3を出ると桐生市街を通り、おまけの3つほどアップダウンを行います。no.43 ながめ公園入り口を左折し、ちょっと行った橋の下が 「高津戸峡(渓谷)」です。
幹線道路の裏道をぬけ、no.45 堤町3丁目を左折すると桐生市街地です。さらに桐生川沿いに少しマニアックな道をたどって、山間部アップダウンです。いずれも上りらしい上りは1.5km~2km位ですからさほど厳しくはありません。試走時はこの山間部から再び雨になり、晴れの時よりも早く暗くなりました。出来れば陽のあるうちにここは通過したいですね。山を抜けると東武佐野線 田沼の駅を通って、PC4につきます。
田沼駅周辺で食事処を探しましたが、発見できませんでした。
19:30到着 20:20リスタート(クローズ21:29)
 

☆No.59~87(PC4~PC5~Goal)
PC4を出てすぐ最後のアップダウンです。引続き雨の中上り始めたのですが、インコーナーの傾斜がきつく、暗い中予期せぬ傾斜のきつさに対応できず久々の立ちゴケをしてしまいました。結構車も来ますので、夜間は要注意です。が、それも2km弱ですので、車に気をつけながらゆっくり上れば問題ありません。山をスピード控えめに下って、no.59 犬伏町を左折、両毛線の踏切を通過し、K67に合流すればほどなく
往きに通過した「下津原」へ戻ってきます。後は、行き道を戻るのみ。
No.83からの土手下の道は、道幅が広くないにも拘らず、夜間ということもあり、車がスピードを落とさずに走っています。確実に前後、ヘルメットライト点灯させ、存在を誇示して下さい。
PC5 20:40到着 23:05リスタート(クローズ0:37)
Goal 0:53 到着 (クローズ 2:45)

クリップボード07

当日ゴール受付(前半)+試走担当/藏藏原


BRM523足尾300(2015)試走レポート(佐久間)

 5月10日(日)7:00スタートで試走してきました。
 初心者なりに幾つか注意点がありますのでレポートいたします。
 
 松田さんを含むBRM523足尾300の試走レポートはこちらから<BRM523試走レポート

 当日は、北西の風が強く、粕尾峠の麓まで7割方向かい風、峠を登ってから桐生に降りるまでも向かい風に泣かされた試走でした。
また、獲得標高的には300では標準的なものになりますが、上り部分がが固まっていますのでカセットは少し大きめで行くのがいいと思います。自分は後ろ12-27Tを入れて行きギアが足りずに苦労しました。

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 各PCの時間(カッコ内マージン)は以下のとおりです。
  PC1 セブンイレブン古河下辺見店 9:25(1:08)
  PC2 清流の郷かすお 12:53(1:15)
  PC3 デイリーヤマザキ桐生黒保根店 17:03(1:17)
  PC4 セブンイレブン佐野栃本町店 20:04(1:44)
  PC5 セブンイレブン野田関宿台町店 22:36(2:16)
  GOAL セブンイレブン葛飾東金町6丁目店 11/0:49(2:10)
 

当日の天気

 当日の気温(サイコン読み)は以下のとおり。
20150510気温

 上は30度ぐらい、下は10度ぐらいとちょっと寒暖の差があります。
 晴れていたので助かりましたが、前日試走をした松田さん、藏原さんは雨に振られかなり寒い思いをされたようなので天気によりけりですね。
 粕尾峠の上りで汗をかきながら一気に約1100mを上がります。ダウンヒルがぐっと冷えて体感10度を割る感じまでさがります。
また、夜の江戸川沿いを戻ってくる時にも10度ぐらいまで冷え込みました。当日の天気にも依りますが、ウェアには余裕を持って1枚余分に持ったほうがいいと思います。

 いつものごとく、ウェア系は
  上:ファイントラック(長袖)+長袖ジャージ
  下:ビブ+アームカバー(クール)
  防風ベスト(薄手)、ウインドブレーカー
  ハーフグローブ、靴下はショートタイプ←失敗下りと夜に冷えたらめっちゃ寒い
  ボトルは1本で1Lタイプ
 

コースについて

 コース的には、三分割で感覚的には100km平地基調、100km上りって下る、100km平地基調になります。獲得標高的には、ほぼ真ん中の100kmで9割方登ることになります。
 初心者的には前半戦で余裕を持ちながら、中盤でマージンを取り崩して、後半はマージンを回復させつつ走るといった形になります。

 上りは、松田さんのレポートにあるように、後半斜度が11-12%の部分もあります。目安的には、PC2で1時間ぐらいマージンが取れれば余程上りが弱くなければ完走できると思います。峠を越えて下って桐生市街を過ぎて、No55からPC4までとPC4の先の唐沢山までアップダウンが続きますので脚に余裕を残して走ってた方がいいと思います。唐沢山はイン側の斜度が12%超の所もあります。全長2kmぐらいなので押し歩きしてもいいと思います(自分も無理をせず一部歩きました)。また前週コースチェックにいったスタッフは走り屋の車になったと聞きました。真っ暗で真ん中にキャッツアイがありますので、こちらも明るめのライトを点灯してゆっくり上って下ってください。
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 最後のPC5からGoal迄、約40kmになります。アベレージで約20km/h約36kmになります。アベレージで約17km(2015/05/19修正:試走によるゴール地点の見直しにより距離が短くなりました)必要になります。最後の部分は平坦で信号もかなり少なくなりますので大丈夫だと思いますが、PC5でちょっとマージンがあると気持ちが楽になります。

 もちろん速い人(上りに強い人)にとっては全体的に高速コースとなりますので、かなり余裕をもって帰ってこれると思います。
 

★粕尾峠の下りですがかなり注意が必要です★
 133kmの粕尾峠から約140km近辺まで道路が荒れたところが沢山ありますし、砂が多量に浮いています。後ろや前から自動車が来ると路肩の近い方の砂が多量に浮いた部分に逃げることなります。自分もかなり怖い思いをしました。この区間下りですが、最大15km/h未満推奨です(もっと遅くてもいいかも)。
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 また峠の上に施設がないため、携帯電話(Docomo☓、au☓、softbank?)が使えません。峠の下りで事故を起こすと車を手配するのもかなり難しくなります。十分に注意して下ってください。

 今の時期、天気が良ければ新緑の中を走れるので上りはじめはかなり気持ちがいいと思います。
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補給について

 補給ですが、PC2清流の郷かすおを越えて粕尾峠を降りた草木ドライブイン(155kmすぎ)まで約50kmの間、コンビニなどありません。途中にはポツポツと自販機で飲み物しか補給できませんので注意してください。最後に飲み物を調達できるのは、約126km近辺の山ノ神ドライブインになります。この先自販機がなくなりますのでここまでで飲料水などの調達をお願いします。
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 清流の郷かすおはお食事処(そば)、ジェラート屋、簡単な軽食(だんご、赤飯おにぎり、まんじゅう、焼きそば等)、産直野菜(沢山)しかありません。
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 手前の#35「吹上町」交差点のミニストップ栃木インター店か、#35から約3.6km先のファミリーマート栃木尻内町店で補給食を調達するのがいいと思います。お食事処もそれほど広くないので、清流の郷かすおの前後にお蕎麦が食べられるとことろが幾つかありますので、そちらでお昼をとってもいいかもしれません。

 また、帰りのPC5を越えてから、江戸川CR沿いの道に入るとほぼコンビニなどがなくなり補給がし難くくなりますので、PC5セブンイレブン野田関宿台町店で調達するか、15km先のローソン春日部西金野井店までのコンビニで調達しておくのがいいと思います。また、夕食を食べるポイントもラーメン屋がコンビにしかありません。江戸川CR沿いの道は自販機も少なくなりますので注意してください。
 

まとめ

 一部、補給や峠の下りで注意が必要ですが、コンセプトの「気持ちよく一山登って帰って来よう!」のの通り、天気に恵まれれば走って楽しいコースです。みなさん峠でハアハアして無事に帰ってきてください。

 ゴール受付は、セブンイレブン葛飾東金町6丁目店から1.7km先の柴又公園の屋根付きの休憩スペース付近(寅さん記念館の上)になります。夜の江戸川CRの側道からの柴又公園への侵入口はこんな感じです。通行止めの看板の横を抜けて街灯のあるところがゴール受付です。
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 スタッフ一同ゴール受付で柴又名物を用意して(予定)お待ちしております。

以上


BRM523足尾300(2015)試走レポート(松田)

5月9日(土)に試走してきましたので、注意点など少しご紹介します。

足尾300は東京都葛飾区発着の新コースです。

スタートしてから80kmくらいはほとんどアップダウンがありません。しかも信号や渋滞に引っかかりにくいコース取りになっていますので、気持ちよく走っているだけでこの後の登りに供えた時間を稼げると思います。しゃかりきに頑張る必要はありません。
とはいえ、中央線の無い狭い道路、信号機の無い交差点、「止まれ」、路面の凸凹、キャットアイ等もありますので十分に注意してください。

PC1を越えてNo.35(91.9km)「吹上町」交差点にミニストップがあります。
この後R293と交差する「尻内橋東」交差点(95.5kmあたり)のファミリーマートを最後にPC3(169.7km)付近までコース上にコンビニエンスストアがありません。
コンビニエンスストアどころか、飲食系はPC2を含めて蕎麦屋と農産物直売所くらいしか見当たりませんでした。
補給に不安のある方は粕尾に向かう前のこの辺りでしっかり準備してください。

PC2(106.7km)は「清流の郷かすお」という施設です。
ここは地元の農産物の直売所ですが、軽食スペースが併設されており、蕎麦やジェラートを食べることができるようになっています。トイレは別棟にあります。
野菜 メニュー3
メニュー1 メニュー2
私はにらそばをいただきました。
にらそば
ここでも何か買い物をしてレシートをもらってください。
コンビニエンスストアのような品揃えは期待できません。

PC2の標高が約200mで、ここから27kmくらいかけて標高1100mの粕尾峠をめざします。
実際に走ってみて、この区間を3つに分けると、

  • 序盤は登っているような気がしない、とても気持ちのいい区間
  • 中盤は勾配3~5%くらいの”登ってるな”と思う区間
  • 終盤は5~9%くらい(稀に11%くらい)のしんどい区間

という感じでした。
粕尾峠
曇りor小雨の天気で少し薄暗かったのですが、強い日射しを浴びて暑い中走るよりは涼しくて良かったかもしれません。

粕尾峠を下ってR122に出るまでの区間は要注意です。
キューシートにも書いてありますが、砂だまりがひどく、砂の上でブレーキをかけると滑ること必至です。あらかじめ十分にスピードを落としてください。焦らなくても時間を稼げる区間はこの後まだまだたくさんあります。
粕尾峠の下り
写真よりももっと厚く砂が積もっている箇所もありました。いちいち止まって撮影するのが面倒だっただけです。
また、時々ではありますが車も通行します。
試走時はこの区間で雨が強まって視界も悪くなったのでいっそう怖かったです。せいぜい15km/hくらいでゆっくり下りました。

粕尾峠を下ったところがBRM名にもなっている「足尾」。
その昔、社会科で習った足尾銅山鉱毒事件の足尾ですね(世代によるのかな?)。
日本最初の公害事件で田中正造が明治天皇に直訴したってヤツです。
こうして見ると何の変哲もないただの山間の町ですが、かつて銅の産出量全国1位だったことのある銅山で、実はあの山の下には総延長1,234kmにも及ぶ坑道が掘られているらしいのです!
時間に余裕があってちょっと観光してやろうという方は、国道122号を下って最初の信号で右折、通洞大橋から渡良瀬川を渡ってすぐのところに「足尾銅山観光」という、実際の坑道跡に作られた博物館があります。
足尾銅山観光
雨宿り休憩も兼ねて寄ってみたのですが、なかなか分かり易い展示でした。

PC3を出て賑やかな桐生市街を通過すると、PC4までの間に何度かアップダウンがありますが、粕尾峠をクリアしてきたことを思えばどうってことはありません。
ただし、のんびり走ってきた人や粕尾峠を越えた後で大休憩をとってきた方は、これらの区間を通過するのが日没後になっているかもしれません。
山中は街灯も無く、本当に真っ暗になりますので明るい前照灯が必須です。しっかり用意しておいてください。

PC4(221.0km)を出てすぐに唐沢山というこのコース最後のまとまった登りがあります。
ここはちょっと勾配がキツイですが、せいぜい1.5km程度のことなので我慢できるでしょう。
この山中も真っ暗です。

唐沢峠を越えた後は往路と同じ道を戻っていきます。
ただし、日没後ですので、市街地では歩行者にもいっそうの注意が必要です。

 

天候には左右されると思いますが、ほどよい達成感と疲労を味わえて、しかも完走を計算しやすい良コースだと思います。
BRM523本番を走られる方も安全第一で楽しんでください。